自然の法則③ 動機ってなに?

スターウォーズ。『エピソード1:ファントム・メナス』で、ジェダイの弟子のパダワンとしての適性検査を受けたアナキンを前に、ヨーダが言った言葉を私はよく思い出します(笑)

「恐れはダークサイドに通じる。恐れは怒りに、怒りは憎しみに、憎しみは苦痛へ」 



これをもっというと、不安は恐れを引き出し、恐れは怒りを呼び、怒りは憎しみを生み、憎しみは苦痛へと変わる。つまり人を殺めることなどが想像されます。物質世界のこの世ではこういう感情ってありますよね。

もちろん不安の前には孤独・劣等感・自己肯定感のゆがみなど様々な要因があります。

上記を一言で言ってしまうと、モヤモヤ感?でしょうか。

負の心の在り方・流れ一例
不安→恐れ→怒り→憎しみ→苦痛

ちなみに良い心の状態一例
喜び・気づき・自由・感謝・愛・全てうまくいっているという感覚など

だから「自然の法則」の全貌を知って、日常で不安を持ったら、自分はどう感じているのか知り、不安を手放すといいです。
もしもご自身の感情に見て見ぬふりをして、蓋をしてしまった場合は、人生のどこかでまた壁となって出てきます。
または、隠れた不安が、行動の動機となって、引き寄せてしまいます。
前向きに何かをする時、その動機が不安から来ている場合は、良い行動でも不安を引き寄せます。そして恐れは怒りに。。


例えば、人のうわさ話や悪口が好きな人は、自分を認めてほしい共感を求めて話しをしたりしています。
動機が不安だから話すのですね。そうすると、また周りと不安な感じになります。同じ波動・波長が引き合うのですね。

3千人近く見てきて幸せ感を感じる日常を得ている人とそうでない人では、心のありようが大きく違うと私は思っています。

たとえ会社の社長さんでも、起業した動機が違いますよね。さらに運営に於いてどういうものを意図するのかという動機が違うとだいぶ変わっていきます。もちろんいろんな動機があっていいのですが、ここでは分かりやすく例としてあげてます。


A企業の社長は、ただただ社長になりたくて、政治的な人脈を使ってお洒落な一等地に事務所を構え、さらにもう一つ会社を設け、さきがけの事業をし始めました。
家族がいましたが外に女性もいてお金で囲い、経費で毎月定額を送っていました。彼は社長になりたい、人から凄いと思われたいという動機で会社を持ちました。
日常を大事に生きていない彼は、そういう気持ちばかりで、彼の目指す事業拡大・運営に対する支える案が残念ながらありませんでした。
それどころか実生活で夫・父親の役割に参加せず地位名誉を追いかけて、色と欲の楽しいことをして現実逃避をしていました。
彼の会社は自転車操業です。いつ倒産してもおかしくない感じでした。

彼は不安が生まれ、恐れが生まれてきました。若くて経験値もない社員たちに、怒鳴り散らし、怒りまくり、ともすればお前が悪いから連結決算と株主総会の書類の見栄えが悪いのはお前らのせいだと怒っていました。
本来ならさきがけの事業をしているので、うまくいく内容の業種だと個人的には思いました。
でも彼は見栄えを良くしたい人生を選び、人への思いやりもなく、その結果、例の人脈をまた使って、会社を丸ごと売ってしまったそうです。

彼にこういうことが起こったということは、理由があります。自分に気付くことが大事ですね。
ちなみに、逃げなどの動機は、良い事から離れていきます。神様がご自身の内面を「考えて・気づいて」ともしかしたら病気をくださる場合や、「それでいいの?」と考えさせられることが起こるので、「自分と向き合う」・「素直な自分の気持ちを感じる姿勢」だけはいつも持っていた方が良いとおもいます。
逆に現場に出て自らが仕事をする社長は凄いです。そういう会社は業績も上がっていたりもしますね。

B企業の社長は個人事業で、ある事業をしていました。それは少し専門的な分野で、その道に慣れるのに会社勤めで10年かかりました。それから5年個人事業をし、現在は起業しています。彼は社長になろうなんて夢にも思っていなかったそうです。でも事業をしていて必要に迫られて法人化したそうです。

彼はB会社を人のために、日本の文化のために、誠実に運営していくという動機を掲げました。初めて大口のお仕事が入った時には、運転しながら感謝の喜びで涙したそうです。社員は少なく、WinWinの関係性を持つパートナー会社を増やしました。そして現在でも会社は存続し次へ次へと展開しています。

ちなみに彼は、会社勤めだった頃に急に倒れて生死を考えるほどの経験をしました。
ですが、価値観を大きく広げ人生から逃げずにまっすぐに挑戦しはじめ病気がすっかり良くなりました。

人間は病気やケガをしますが、そのほとんどの場合は何かに魂が気付くために起こります。人格向上(霊性の成長)のために全ては起こります。決めるのは、人生の主人公であるご自身です。

B社長が感じた、「感謝」という心持は、ありがたさからくるもので、それは互いの存在への感謝もあるし、それによる認められた感からくる安心感もあります。宇宙はYesしか言わない。と、ゲーリークイーンは言ってました。今本当に分かります。心の在り方が宇宙・空間に、常にはなたれています。するとそのまま自分に返ってくる現象が起こるのですね。

「ありがたいと」いう波動が「有難い」出来事を引っ張ってくるのですね。

このように、心のありようが、現実を引き連れて運んできます。だから動機って大事なんです。日常で判断するときご自身の動機、心のありようを少し考えてみるといいかなと思います。

仲が悪いのに親と暮らしているとするならばその動機は?依存心なら、自分も依存される人生が待っています。
寂しいという動機から人を選び一緒にいる人は、寂しいという波長から現実が作られます。

私は「意味のない人間なの」とどこかで思っていたら、出来事がそう見えてきます。


動機をつかさどる心・思い・意思・意志は、「心の在り方」なので波動や波長とも言えます。この「心の在り方」が、ご自身の環境を作っているし、変えていくんですね。

実は人間は凄い力を波長・波動によって使えるのです。(波長って何?自然の法則②にて)


読んでくださってありがとうございます。

2022年10月05日